文学・評論 外国の著者4

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ラクダのこぶはなぜできた?
天地創造の昔に怠け者のラクダがいた。そのラクダにコブができるまでのチョット厳しいけれど温かみのあるお話です。 そのお話をリスベート・ツヴェルガーのエキゾチックな挿絵が飾ります。私個人としては、精霊......
少年キム
1907年に史上最年少でノーベル文学賞に輝いたイギリス人作家キプリングの代表作。後に「帝国主義的」とのレッテルを貼られてしまうキプリングであるが、近年再評価が進んでいる。本作品は、自身インドで生まれ......
キプリング短篇集 (岩波文庫)
英国の小説家キプリングは、一時その政治思想ゆえにほとんど黙殺されていたが、近年作品そのものの持つ魅力が見直されつつある。本書はキプリングの初期から最晩年までの作品をバランスよく網羅していて、この作......
セル 上巻 (1) (新潮文庫 キ 3-56)
久々にスティーヴン・キングの本を購入した。彼の小説はやはり面白いとはいえ、その長さと描写のマニアックさには時折辟易させられたものだ。 しかし、この本は、テンポもよくムダな描写がなくグイグイと引きまれ......
セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)
上巻のゾンビチックな勢いからすると下巻はパワーに欠けるが、ラストに向かう盛り上げ方はやはりキング調。ドキドキしつつ次々とページをめくり、いつの間にか、知らぬ間に物語が終わってしまったことに気づいた。......
トム・ゴードンに恋した少女 (新潮文庫 キ 3-55)
9歳の女の子が森で迷子になるサバイバルものだ。 森で迷子になるったって、自分が来た道を戻れば良いんで無いのかい? まっすぐ歩いていればいつか出口に出るだろうよ。 とか、思ったりしていたが、自然を甘く......
ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔〈下〉 (新潮文庫)
全7巻16冊を読破された諸君、ご苦労様、そしておめでとう。いやア、それにしても長かった、キングの頭の中の構想からすれば、足掛け20〜30年くらいになるんじゃないか。途中で投げ出さなかったことも凄い......
ブルックリンの八月 (文春文庫)
昔のキングの短編集はSFチックでグロテスクで楽しかったが、この短編はなんだろう。実験的なとこもあり、日記のような記述もある。そして、あまり面白くない。これがキングじゃなかったら、誰もが途中で読むのを......
ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔〈中〉 (新潮文庫)
遂にここまで来ました。予想を裏切る展開になると思ったら、ある意味、正当な道順を辿っているように感じます。号泣必至と書いてあったように思いますが、そこまでは、、、、 でも、ここまで読み続けた皆さん、最......
ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔〈上〉 (新潮文庫)
いま読み終わりました。そして熱が冷めないうちに僕はこう叫びます。 「この秋に完結!とか言ってたじゃないか。だすなら一気にだせよ新潮社!この嘘つき!」と。 これは生殺しと呼ぶに相応しい状況である。......
いかしたバンドのいる街で (文春文庫)
まぎれもなくスティーブンキングの世界が広がっている作品です。 表題になっている短編は、 ロックンロールと死という関連を想起させるテーマをずばり描いています。 ありえない設定を次々と恐怖を描いてき......
ダーク・タワー〈6〉スザンナの歌〈上〉 (新潮文庫)
驚きの内容です。キング恐るべし。この本を手に取る人は1〜5を読んでいるでしょうし、この先も読まざるを得ないでしょうから、内容については特に説明する必要もないでしょう。 一点だけ、これだけは注意して欲......
ダーク・タワー〈6〉スザンナの歌〈下〉 (新潮文庫)
驚きの内容です。キング恐るべし。この本を手に取る人は1〜5を読んでいるでしょうし、この先も読まざるを得ないでしょうから、内容については特に説明する必要もないでしょう。 一点だけ、これだけは注意して欲......
ドランのキャデラック (文春文庫)
本書には7篇収録されている。これでもかというほど細緻にわたって書き込まれているのでとっつきにくいけれど、キング独特のリズム感と波長が合うようになってくると中毒性のある面白さがぐんぐん迫ってくる。頭の......
ダーク・タワー〈5〉カーラの狼〈上〉 (新潮文庫)
第五部の帯には「この瞬間のために続いた怒濤の連続刊行、沈黙六年」と大きく銘打ってあった。六年?僕が初めてダークタワーの第一部を読んだのが、中学生一年生だった1999年で、手元にある角川版「魔道師の......
ダーク・タワー〈5〉カーラの狼〈下〉 (新潮文庫)
いったい何年待ったのか分からなくなってしまうほど待ちわびていました。 暗黒の塔が近づいているのになかなか近づけない・・・ 旅の一行とおなじ気持ちで、というかガンスリンガーのすでに「カ」の一部を担って......
盲目の理髪師【新版】 (創元推理文庫)
不可能犯罪趣味あり、ドタバタ喜劇あり・・・と、いかにもディクスン・カーらしい作品です。 船の中で起こるミステリーですが、犯罪の舞台が船と言うのは、カーも後には幾つか使っておりますが、これはそう......
幻を追う男 (論創海外ミステリ)
不可能犯罪の巨匠カーの生誕100周年を記念して初期ラジオドラマの秀作3本を収録した日本オリジナル企画出版集です。未訳長編も全て翻訳が完了した現在、こういった眠っている作品の発掘はファンにとって、とて......
剣(つるぎ)の八 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
雷鳴とどろく不気味な館に 死体とタロットカード 謎の剣の八のカードは何を示すのか? 道具立てはなかなかよろしいのですが 不可能興味に乏しい作品です HPB版は訳が固いとか言われていましたが、そ......
死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)
タイトルは無論、教会での結婚式の際の牧師の言葉で聖書からの引用である。このタイトルに相応しく、婚約を決めた主人公を襲う事件を描いたもの。カーの密室への執念に驚かされる。 主人公ディックはレスリーと......
皇帝の嗅ぎ煙草入れ (嶋中文庫―グレート・ミステリーズ)
文字のポイントを大きくした文庫本厚めですが、文庫本の価格は原稿の枚数で決まるみたいで案外安いこの文庫は元々は海外の推理小説の全集を再編集したものクリスティが絶賛し、江戸川乱歩もそこそこの評価をしたこ......
月明かりの闇 〈クラシック・セレクション〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
内容全体を5とするならば推理が1、事件に絡むラブストーリーが4。かなり長い内容なだけにガックリでした。。。プラス最後のページに載っているミステリ評論家の話は全くつまらない!この人からの話をカットして......
仮面劇場の殺人 (創元推理文庫)
トリックはカーター・ディクスンの短編やラジオドラマ「サスペンス」のシナリオで使ったものをそのまま利用しています。しかし、状況的に無理があり長編を支えるトリックとしてはいまいちで小説的な限界を感じます......
月明かりの闇―フェル博士最後の事件
正直言って小説としてはだめだ。男は野球に興じて、女を争ってばかりで、女はヒステリーを起こしながら男を争ってばかり。トリックも創意に乏しい。確かに足跡のない殺人なのだがこれで人を殺せるという説得力に乏......
絞首台の謎 (創元推理文庫 118-15)
カーの二作目。バンコランがロンドンに招かれ、事件にかかわります。ロンドンの街にとつじょあらわれた絞首台。死者の運転する自動車。そして予告されていた〈破滅の街〉での殺人。はたして存在しない破滅の街はど......
皇帝のかぎ煙草入れ (創元推理文庫 118-11)
テンポのよいリズミカルな会話文から始まり、物語にスッと入り込むことが出来た。そして完璧に騙されてしまった。何が良いってトリックに気付きそうで気付かないということ。犯人の意図した通りにことが運び、運......
緑のカプセルの謎 (創元推理文庫 (118‐9))
カーの作品の中ではオカルティズムが出て来ない、毒殺がメインテーマになっている点で異色作。衆人環視の中で「緑のカプセル」によって演者が毒殺される。誰がどうやって毒を運んだのか ? 不可能犯罪性は健在......
死者はよみがえる (創元推理文庫 118-8)
カーの作品中あまり有名ではない本書ですが、実はカーの全盛期に当たる作品で、玄人筋の評価も高い作品です。カーといえば、不可能犯罪と怪奇趣味が特徴ですが、私が思うに、これはカーのもう一つの理想の形だと......
パリから来た紳士 (創元推理文庫―カー短編全集)
傑作「パリから来た紳士」を含む短編集。フェル博士、H.M.卿、マーチ大佐と探偵役も多彩。カーの様々な作風が味わえる。 「ウィリアム・ウィルソンの職業」はドイルへのオマージュと思われる作品。ドイルの......
死時計 (創元推理文庫 (118‐22))
ほとんど一つの建物の中で物語が繰り広げられるカーにしては珍しい趣向の作品。時計を中心とした雰囲気の盛り上げ方もカーの定番とは言え巧い。前述のような趣向なので、容疑者も一つ建屋に固まっている。これだけ......
妖魔の森の家 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐2))
ある日突然の少女の失踪。神隠しのような 不可解な事件。 だが なんと 少女は・・・・。 結末はどうなるんだろうと ドキドキしながら読んでました 最後は大マジックの種明かしをみせられたような気分でした......
幽霊射手 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐20))
「不可能犯罪の巨匠」ディクスン・カーの短編集。 アンリ・バンコランもの四編を含む短編五編と、ラジオドラマ用の脚本四編を収録。 読んでみて、カーは雰囲気づくりがうまいなあと再確認。短編五編は、その舞台......
グラン・ギニョール (Shoeisha・mystery)
とうていあり得ない、どうしようもないようなミステリもけっこうあるのですが、そんな作品までもが魅力の一つになっている、カルト的な人気のあるミステリ作家、ディクスン・カー。私もそんなファンの一人ですので......
ナディン・ゴーディマは語る アフリカは誰のものか (岩波ブックレット)
南アフリカ共和国の作家、ナディン・ゴーディマは白人女性でありながら(白人女性でありながら、と思うのは偏見かもしれないが)社会的弱者である黒人の側に立った作品を多く描き、「時代を画する多くの著作によ......
無実 (下) (ゴマ文庫) (ゴマ文庫 (G039L))
米国の警察官はどうして自分の尺度でモノを判断するのだろうか?俺が法律だと言うことが前面に出てくるのだ。冤罪はこうして造られ、それを正すにはかくも時間がかかると言うことが描かれている。米国の暗黒面がこ......
無実 (上) (ゴマ文庫)
ジョン・グリシャム初のノンフィクションである。実際にあった冤罪事件をドキュメンタリータッチで書き、アメリカの警察捜査の杜撰さ、裁判・陪審制度の問題点、冤罪被害者の救済の問題などを深くえぐっている。最......
最後の陪審員 下巻 (3) (新潮文庫 ク 23-24)
ジョン・グリシャムは、『法律事務所』、『ペリカン文書』などの映画を通してしか知らなかったが、今回、「未亡人強姦殺人事件から9年、次々殺される陪審員たち・・・」という惹句に、ミステリーファンとしてはゾ......
最後の陪審員 上巻 (1) (新潮文庫 ク 23-23)
ジョン・グリシャムは、『法律事務所』、『ペリカン文書』などの映画を通してしか知らなかったが、今回、「未亡人強姦殺人事件から9年、次々殺される陪審員たち・・・」という惹句に、ミステリーファンとしてはゾ......
路上の弁護士〈下〉
主人公は名門法律事務所で働いています 給料良し 待遇良し 何の不自由もありません ホームレスの人質になったことで正義に目覚めます 良く出来た作品ですが非現実的ですね 本来、恵まれたものは恵まれてない......
大統領特赦 上巻 (1) (新潮文庫 ク 23-21)
リーガル・スリラーのベストセラー作家ジョン・グリシャムが’05年に発表した国際謀略小説。しかし物語のメインストーリーは主人公バックマンの逃亡劇を中心としたサスペンスである。 CIAの陰謀によって、......
大統領特赦 下巻 (3) (新潮文庫 ク 23-22)
リーガル・スリラーのベストセラー作家ジョン・グリシャムが’05年に発表した国際謀略小説。しかし物語のメインストーリーは主人公バックマンの逃亡劇を中心としたサスペンスである。 CIAの陰謀によって、......
ペインテッド・ハウス (小学館文庫)
この時代ではごくごく普通の農業を営む1家族と それを取り巻く、メキシコからの労働者や、山民族との 関わり、そして、近隣のチャンドラー一家との関わり。 7才の少年が、成長して行く過程の好奇心を丁寧に描......
スキッピングクリスマス〔文庫〕 (小学館文庫)
日本ってイベント好き!と思ってましたが、この本に出てくるアメリカのちょいリッチ系クリスマス騒ぎってすごすぎです。 ほんとにこんな感じなの?と一瞬思いましたが、1ドル240円時代に米国に居た時(日本......
呼び出し(召喚状)〈上〉
↑のKeitian33さん、最初のグリシャムが「召喚状」とは! 何だかよく分からない「超訳」と称する翻訳です。 「大統領特赦」の解説で三橋暁さんはこう書いています。 数年前に、ジョングリシャムの新......
呼び出し(召喚状)〈下〉
この人の小説をたくさん読んだわけではないが、エンディングのまとめ方は、さすが売れっ子作家。私の犯人予想は見事に外れた。仮にあなたの予想が当たっていたとしても、「なるほど」とうならされる美味なオチだと......
ペインテッド・ハウス
『依頼人』や『法律事務所』などの作品で「リーガル・サスペンス」の分野を開拓したジョン・グリシャム。本作は、その彼が、7歳の少年ルーク・チャンドラーの目を通して1950年代のアメリカ南部の農村のありさ......
ペリカン文書 (小学館文庫)
John Grishamものは、英語が平易で電車内の読書にちょうどいいため良く読むが、これは全然楽しめなかった。大学の中年教授(アル中気味)が若くて美人の教え子と関係をもっている、という状況がステ......
法律事務所 (小学館文庫)
やはりグリシャムの最高傑作だと思う。 出だしからぐんぐん引き付けられてしまった。 ハーバード大を卒業して高給に誘われてMitcheliが 入った弁護士事務所がマフィアの御用弁護士だったとは。 ここを......
テスタメント〈下〉 (新潮文庫)
法廷ものお得意のグリシャム。エンターテインメントとしても実績のあるグリシャム。だからまず問題ないとお思いでしょう。 いやぁ、予想というか期待というか、を越えます。 アメリカのエンターテインメントは深......
テスタメント〈上〉 (新潮文庫)
法廷ものお得意のグリシャム。エンターテインメントとしても実績のあるグリシャム。だからまず問題ないとお思いでしょう。 いやぁ、予想というか期待というか、を越えます。 アメリカのエンターテインメントは深......
依頼人 (小学館文庫)
11歳の少年MARKと弟のRICKYはひょんなことから自殺現場を 目撃してしまう。自殺した男から死の直前に秘密を聞いたか どうかをめぐってマフィアとFBIがMARKに接近する。 母子家庭のMARKは......
ティファニーで朝食を
カポーティの短編の巧みさと独特の雰囲気に目を見張った僕は、改めて「ティファニー」をオリジナルテキストと共に読み返してみよう、と思っていた矢先に、本書が出版された。 さっそく買ってきて、1968年にや......
ローカル・カラー/観察記録―犬は吠える〈1〉 (ハヤカワepi文庫)
作家としてはもちろん、観察者としてもカポーティは天才だと思いました。小説の幻想的な世界とはまた違って観察者に撤したカポーティ。「自画像」というインタビュー形式で書かれている所があるのですが、ここでイ......
叶えられた祈り (新潮文庫)
村上春樹訳「ティファニーで朝食を」でカポーティに魅かれ、古本屋で見つけたMusic for Cameron(原書)の序文と短編の影響で最後の小説(本書)を手にしました。 カポーティ自身を映す30代......
冷血 (新潮文庫)
1959年11月15日深更、カンザスの片田舎で起きた一家四人惨殺事件。事件発生以前から犯人の絞首刑までを綿密に再現したノンフィクション・ノヴェルである。 1965年に発表された作品だが、カポーティは......
冷血
1959年11月15日深更、カンザスの片田舎で起きた一家四人惨殺事件。事件発生以前から犯人の絞首刑までを綿密に再現したノンフィクション・ノヴェルである。 1965年に発表された作品だが、カポーティは......
カメレオンのための音楽 (ハヤカワepi文庫)
村上春樹訳の「ティファニーで朝食を」でカポーティの作家としての圧倒的な存在感に魅了され、原書に加えて訳書の本書も購入しました。 主として、カポーティが自身に纏わる実話をベースに、(氏曰く)修得した......
誕生日の子どもたち
イノセントな人物像に惹かれて片っ端から小説を読んでいました。 訳者の村上春樹言うところの、大人になりきれない子どもの心を持った 人物たちは、社会一般から見れば厄介者だったり、弱者として扱われてい......
叶えられた祈り
村上春樹訳「ティファニーで朝食を」でカポーティに魅かれ、古本屋で見つけたMusic for Cameron(原書)の序文と短編の影響で最後の小説(本書)を手にしました。 カポーティ自身を映す30代......
ティファニーで朝食を [英語版ルビ訳付] 講談社ルビー・ブックス
Capoteの繊細な文章が美しい小説。 ふとしたことから、作家の“I”は、 HollyGolightlyについて、回想を始める。 “Miss Holly Golightly/Traveling”......
カポーティ短篇集 (ちくま文庫)
帯のリード文にある「ベスト・オブ・カポーティ」が本書をうまく言い表しているように思います。原文を読まない自分にとって誤訳の問題は無きに等しいので、ここに収録されている短編はカポーティという一人の作家......
夜の樹 (新潮文庫)
ノンフィクションの傑作「冷血」や、やや難解な「遠い声、遠い部屋」。それに言わずとしれた「ティファニーで朝食を」。どれもカポーティの代表作ですが、彼の原点はこれら短篇にあると思います。ゴシックホラーテ......
草の竪琴 (新潮文庫)
数あるカポーティ作品の中でも大好きな一冊で、読む度に心にしみる、詩的で美しい文体には飽きる事がありません。カポーティの感受性の強さ、その感覚的な作品世界は「遠い声、遠い部屋」でも存分に発揮されていま......
ケリー・ギャングの真実の歴史
歴史家によって記録されるような、英雄ばかりが主人公の歴史だけを、歴史というのではない。生活に苦しむ民衆の「真実の歴史」を見直そうという動きが、ここ四半世紀、欧米の文壇で特に活発におこなわれてきたが、......
不思議の国のアリス
木下さくら先生による、現代コミック風「不思議の国のアリス」。以前、1900円程度のハードカバー版がありましたが、今回は700円の小型本になっています。内容はそんなに変わらないと思います。ストーリーは......
スナーク狩り
「アリス」で有名なルイス・キャロルが書いたノンセンス叙事詩(反叙事詩)の傑作。かねてより19世紀英国幻想文学の代表作と目された作品だが、このタイトルのまま翻訳書が刊行されたのは本邦初ではないか(キャ......
ALICE IN WONDERLAND Picture Book―不思議の国のアリス
漫画という話を聞いていたので、あまり期待していなかったのですが、アリス好きとして気になったので買ってみました。ですが想像以上に安っぽかったです。テニエルやラッカムに感じる威厳や格調に追いつけというの......
不思議の国のアリス
シュヴァンクマイエルの名前と、アリスというテーマと、厚紙のハードケースに収められた大判本の外観から、書店で既に稀覯本の雰囲気を漂わせているように感じ、手に入れずにはおれませんでした。 チェコの人形......
恐怖を超えて:トルテックの自由と歓喜へのガイド―ドン・ミゲル・ルイスの教え
内容は、訳者があとがきに書いているとうりとても読みにくいです。 ドンミゲル初心者の方には「愛の選択」か「4つの約束」をお勧めします(こちらのほうがわかりやすい)。しかし内容はとても濃くNLPの地図は......
不思議の国のアリス
たまたま本屋で目に付いたのがこの本。えっ?大好きな「ムーミン」のトーベ・ヤンソンがこれまた私の大好きなアリスの御伽噺に挿絵をつける?あまりにうれしかったので、そのまま本屋で買ってしまいました。内容......
不思議の国のアリス
完訳版アリスがほしくて色々調べた末この本に決めました。その理由は、 ・言葉遊びがきちんと訳されていること(上手く訳されていると思います) ・語注のバランスがよい(アリス初心者向き) ・挿絵がラッカム......
鏡の国のアリス
物語の進み方がずたずたになっています。出てくる詩や人物も皆どことなくへんてこです。チェスのゲーム進行が物語の進行と関わりがあります。これについては巻末に解説がついています。でも、日本人にはこのような......
トム・クランシーの海兵隊〈上〉
海兵隊大好きのトムクランシーが、アメリカ海兵隊の歴史、装備、部隊探訪、海兵隊を主体とする未来戦シナリオを薀蓄を傾けて書いています。何度となく議会で廃止論がでながら、生き延びました。今やブッシュ大統領......
トム・クランシーの海兵隊〈下〉
下巻第九章、現実世界での海兵遠征隊は、イランの核兵器工場を強襲する海兵隊とボルネオの石油をねらう某国の進攻を阻止する海兵隊のシナリオだ。イラン核兵器工場には、北朝鮮技術者、パキスタンのカーン博士らし......
聖戦の獅子〈上〉 (新潮文庫)
シリーズの一作らしく、登場人物やオプ・センターなどの仕組みや、 国際的な勢力などが良く判らない部分も多く、とまどったものの、 あまり良く知らないような、ボツワナという国の事情や、 カトリックの神父......
トム・クランシーの空母〈上〉
上下巻を通読した。内容への高い評価は同感だが、こなれていないというか翻訳調の日本語にへきえきした。訳者は海自の元パイロットとのことだが、軍事用語などの日本語訳にも誤りが多い。 出版元はきちんとした翻......
国際テロ〈下〉 (新潮文庫)
ジャックライアンジュニアが二言目には「ダッドは…」というのに辟易。また、もともとクランシーは書きたいシーンのシチュエーションに強引に持って行く作家だったけど最近の作品、特に今回のこれは顕著で無理があ......
国際テロ〈上〉 (新潮文庫)
トム・クランシーも9/11テロの犠牲者かという気になってきた。 その心は、テロ以降、軍関係者への取材が厳しくなったのかなぁと。 そうでもないと、ディテイルにこだわらず、意味のないだらだらした記......
殺戮兵器を追え (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
今までほとんどのトムクランシーの本を読んで、どれも感動に近いものを感じ大いに楽しみましたが、消化不良を起こしたような気分になったのはこの本が初めてです。広範のサイドストーリーが最後までまとまってない......
油田爆破 (新潮文庫)
オプ・センターシリーズの7作目。目を引くのは、テロリスト「ハープナー」の見事な描写。その描写が、ハープナーの存在感を引き立たせ、物語のアクセントとなっています。一方で、その他のキャラは非力。物語もど......
教皇暗殺〈4〉 (新潮文庫)
レッドオクトーバー以来のクランシーファンとしては、衝撃的といってもいいくらいのひどい作品です。他の方もいろいろ書いているので重複する部分は省きますが、よくぞここまで「身内」(アメリカ、ライアン、キャ......
教皇暗殺〈3〉 (新潮文庫)
レッドオクトーバー以来のクランシーファンとしては、衝撃的といってもいいくらいのひどい作品です。他の方もいろいろ書いているので重複する部分は省きますが、よくぞここまで「身内」(アメリカ、ライアン、キャ......
教皇暗殺〈2〉 (新潮文庫)
レッドオクトーバー以来のクランシーファンとしては、衝撃的といってもいいくらいのひどい作品です。他の方もいろいろ書いているので重複する部分は省きますが、よくぞここまで「身内」(アメリカ、ライアン、キャ......
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)
レッドオクトーバー以来のクランシーファンとしては、衝撃的といってもいいくらいのひどい作品です。他の方もいろいろ書いているので重複する部分は省きますが、よくぞここまで「身内」(アメリカ、ライアン、キャ......
変身 (まんがで読破)
元々短い、暇な日なら一日で読んでしまえるこの作品を どうしてわざわざ漫画にしたのか不思議に思いながら読んでみた。 原作にはない余分なエピソード(グレーゴルの入社や恋人)の挿入が目に余る。 しかもそ......
カフカ田舎医者
以前見た特集番組で気になったので読んでみました。元はアニメーション作品で、その原画をそのまま用いて絵本にした作品だそうです。 カフカのもつ皮肉や象徴性、寓意性を損なわず、むしろ強烈に感じること......
変身,掟の前で 他2編 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1) (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1)
クラシック音楽におけるピリオド楽器によるオケの演奏は、ほとんどの場合好まない。特にベートヴェンやバッハの多くについては。 訳者は翻訳(これはある意味演奏と同様の行為だ)における「ピリオド奏法」を謳い......
変身 - The Metamorphosis【講談社英語文庫】
内容を知っていることもあり、英語で読んでも話しは分りやすかったです。 何度読んでも、考えさせられる作品です。 英語多読にもおすすめです。...
断食芸人―カフカ・コレクション (白水uブックス)
収録された29の短編のうち、「皇帝の使者」と「掟の門前」が特によかった。 自己の外にひろがる巨大で不可知の世界。また、その世界が主人公にあたえる脅威。 カフカ作品に、往々にしてみられるテーマである......
流刑地にて―カフカ・コレクション (白水uブックス)
流刑地にてはカフカが一番自信を持って書いたのではないかと思います。それほど躍動に満ちていた作品はカフカには見られなかった気がします。どこの国かもわからない場所で今なお行われている公開処刑、公開なのに......
城―カフカ・コレクション (白水uブックス)
池内訳をやっと読了。高橋義孝訳よりはこなれた訳文とは思うが、どちらが優れているかはわからない。最近の『カラマーゾフ』などは、明らかに亀山新訳がわかりやすいと思うが、とにかく『城』自体が読みにくい。特......
審判―カフカ・コレクション (白水uブックス)
現代の不条理や不安を表している、とかよく言われますけれど、どうなんでしょうか?もちろんそういう側面もありますけれど、また、私は誤読を含めて読者が物語を楽しみ、判断する自由があると考えていますので、私......
失踪者―カフカ・コレクション (白水uブックス)
以前、角川文庫などで『アメリカ』として知られたものの作者手稿による新訳。面白い。 いきなり「女中に誘惑され」、その女中に子供が出来たために、アメリカに旅立って自由の女神像を拝む冒頭から、下船する間際......
変身―カフカ・コレクション (白水uブックス)
シューレアリズムの傑作だが、不条理な世界観は読み手を選んでしまうかもしれない。しかし、これは紛れもない傑作だ。 読者に対する突き放した設定はそれ自体が強烈なメッセージなのだ。狂気なる現実とそれに対し......
変身のロマン (学研M文庫)
古今東西の名手による変身譚を中心に、鬼才、澁澤龍彦がセレクトした異色アンソロジー。変身譚というと、誰しもが真っ先にカフカの「変身」を思い浮かべるが、しかし、その歴史は意外に古く、その源泉を辿ればギリ......
変身ほか (カフカ小説全集)
深すぎる。時代背景も考えて読むとよい。...
審判 (カフカ小説全集)
池内紀の訳したカフカ。意訳が多く、そのぶん読みやすくなっている。それが利点と言えば利点だが、しかしこの全集に限って言えば、問題なのではないだろうか。 このカフカ全集は、マックス・ブロートの手を離れ......
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